W.A.モーツァルト


ピアノ協奏曲第23番
モーツアルトの初回です。
毎年8月下旬の土日に日本テレビで24時間テレビというのを放送しています。 この日曜日午前のプログラムに、手塚治虫の長編アニメがありました。ある年、「マリンエクスプレス」 という海底を走る列車のアニメがあって、そのオープニングの曲が切なくも美しいメロディーで、 聞いたことのあるモーツアルトのピアノ協奏曲だとは分かりました。しかし、それが何番だったか思い出せず、 20番や21番などを聞いて、23番の第2楽章だったことが分かるまで時間がかかりました。
ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
モーツアルトの全作品の中でも傑作のひとつです。成熟した古典派の作品らしく、端正で均整の取れた感じがあります。 二楽章は哀しくも美しい、そして重みもあるロマンティックモーツアルトの傑作だと思います。 三楽章も大好きです。二楽章とは打って変わって、みなぎる躍動感、次々とたたみかけるように迫ってくる 音の連続。聞く人に一息つく間も与えることなく最後まで疾走します。
私の持っているレコードは女性ピアニスト、イングリット・ヘブラーのレコード。これは演奏の好みで 選んだものでは有りません。値段が安く、21番とカップリングされていたからという経済的理由からです。 本当は男性による強靭な演奏が聞きたいのです。
余談ですが、この23番とともに人気あるピアノ協奏曲に27番があります。この曲は長年モーツアルト末期の作 とされてきました。そしてモーツアルト末期の作品に特徴的な透明感がある、と。 しかし、ある学者が、使われた五線紙を調べて、末期の作ではなく交響曲の40番や41番が書かれた頃と 同時期の作品だったと言う新しい見解を表しました。 そのことが明らかになったことを、NHKのテレビ番組である有名な日本の音楽研究家が、自分はこの曲は モーツアルト末期の特徴をもつ美しい作品だと信じてきたのに、そうでなかったことが分かって少し残念だ、 というコメントをしました。何か違うんじゃない?それって学者が言うことかい、と私は思いました。
27番の1楽章には、素人が聴いてもわかる、交響曲40番の4楽章に出てくるメロディーと全く同じ一節が あって、それだけで、私はこの曲って40番と同じ頃に作ったのかなあ、と素人なりに思ったものですが・・・。




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